こんにちは。
私ですね。大腸の形状がちょっと変わっておりましてガスが溜まりやすい体質なんです。
そんな私ですがモットーの一つに
「他人に迷惑をかけたくない」
というのがあります。
ですので、放屁によって周囲に迷惑をかけないために昨日の深夜3時から4時にかけて思考実験・開発をしてみました。
その結果、
壮大な時間の無駄遣い
となってしまいましたので此方でご報告致します。
まず考えたアーキテクチャが下記です。
上記に従い準備するものは下記。
* 空気を通すチューブ(フレキシブルな素材を選択)
* チューブを固定するための姿勢矯正ウェア
* チューブに取り付けるファン(下が吸気 上が排気)
* ファンと電源ユニットを繋げる機構(ケーブルor無線通信)
* 電源ユニット
* ガスセンサ
* ガスセンサと電源ユニットをベルトに引っさげるフック
まあ要は、
腰にくっつけたセンサがオナラを感知
→自動でファンが回転
→背中のチューブを通るおなら
→襟元から上空に排気される。
というシステムです。
この時点では
「襟からチューブが出ていてベルトに変なユニットを下げているやけに姿勢の良い中年のオッサン。」
がいるだけですので
怪しさは皆無。
むしろ姿勢まで良くなって一石二鳥!
このシステムがうまく回ったらドクター中松もびっくりの発明だ!
と、深夜にベッドで一人テンションがウフフと上がっていました。
が、
一見完璧なこのエコシステム。
思わぬところに落とし穴がありました(T_T)
それは右上のところに注目してください。
思考上で設計している段階では、
おなら → メタンガス = 空気よりも軽い。
つまり身長181センチの僕が装着すれば大多数の人には届かず上空に発散される。
という僕の思い込みが前提にあるのです。
「まあ間違いないやろうけど一応確認しとこか。」
という事で朝、ベッドから身を乗り出して
「おなら 成分」
で検索し、
「屁」
というウィキペディアに到着し、
* 2 成分
* 2-1 気体成分
を調べました。
そこにはこう書かれていました。
メタン(体内のメタン生成古細菌により生産)主に肛門の近くにいるメタン菌によって合成されるが、3人の内2人はメタンを一切含まない屁をする事がわかっている。メタン菌がいないと硫酸還元菌が優勢になるため硫化水素 (H2S)が増加することも[2]。
…
えっ…
ウソだろ…おいっ…
硫化水素の空気比重は1.1905
空気より重いやないかお前!
その後、焦って冷や汗をかきながら(早朝5時半)色々と調べたところ、
「おならは色々な気体が混じっており、最終的には空気と大体同じ比率くらいになることが多い。」
との意見が結論っぽい事を確認。
つまり…
もしかして……
\(^o^)/
いや、むしろ嗅覚器官(鼻)から近い位置で拡散されとるやんけ!
これ逆効果やないかいっ!
という事で今回言いたかったのは下記です。
要件定義はかなり大事
基本設計も割と重要
思い込みは禁物
当社ではこうしたポイントに気を配れるエンジニアを募集しております。
おわり。
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