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  • 新井雄志

依存は破滅か救済か

僕はできるだけ「依存」というものから距離を置き、なるべく精神的に解放されていて自由でいたいタイプの人間です。


(先進国体質に依存して社会インフラを享受・依存しているとかそういうのはありますが、そういう大局的な視点は今回は無しにします)




社員に対しても同等の考えで、会社に依存してほしくもないし、会社自体も社員に依存したくはない。


〇〇がしたいので会社を辞めたい。と言われれば「頑張れよー 成功したら仕事クレー、金クレー」と言いたいし、社員が離れて売り上げが減っても「皆、当社を見限って卒業していきましたわー笑笑」と振舞っていたい。(いや、しんどいのはしんどいので在籍しといて欲しいけど笑)



だから自身の市場価値も定期的に見直していて「社長しかできないオヂサン」にはならないよう心掛けている。



今のところ、会社がダメになっても雇ってくれそうな所はあるし、自身がPJをこなせば会社も持つのでまあ大丈夫そうだ。




これは精神的に依存先が少なく、非常に安定する。


端的にいって幸せである。


(「精神的に健康な生活を送る=モフモフは正義」という経営理念につなげており、この状態を一番大事にしている)



※中座※


話は逸れるが今月で創業3年が経過するけど、辞めた社員 スキル不足で此方から退職勧奨した1名だけなんだよな。不思議。



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そんな中、先日とある中高年おじさんと出会った。


彼はいわゆるコンカフェにハマっていた。



ここからは本人から聞いた話。



過去に精神的に辛いことがあった時に店に出会い、仕事を辞めて店にしょっちゅう来るようになり今は無職とのこと。



そして必要最低限の生活をしつつ貯金のほぼ全てをその店に注ぎ込んでいる様子。


その貯金もつきかけているので、


「店に通うために来月から意を決して働く。」


というステータスでした。




まあ正直、僕の価値観や先入観だけでいうと


(うわぁ…典型的な破滅の道やん…)という感想を持ってしまった。


そして実際に


「あんまり店にばっかり来ずにまた貯金して健康的な食事したほうが良いんじゃないですか…?」


と言ってしまった。


野暮だったかもしれないがなんか流れで言ってしまったのだ。





その時の反応が



「良いんですよ僕は。この生活が好きなんです。」


だった。




非常に心にキタ。



めちゃくちゃ柔和で温厚な笑顔だったのだ。


世の中の全てを悟ったような極致をそこに観ました。



僕はその時に思いました。


「ああっ、こんな笑顔は自分にも無いし社員にも提供できていないだろうな…」


と。





よくある考えとして何かに依存して私財をつぎ込んでいても


「他人に迷惑をかけないのであれば本人の自由では」という考えがある。



まあそれはその通りなのだが、どうしてもレガシイ価値観オヂサンとしては、

・依存対象物が無くなるリスク

・他にも楽しみを持ったほうが人生豊かなのに。

・組織ぐるみで作りこまれた消費を煽るサービスにそのまま乗っかって依存するのは人間として愚なのでは。


といった事を思ってしまい御節介な態度になってしまう。



実際に家族や近しい友人にそういう人がいたら残念な気持ちを抱いてしまうだろうと思う。




でもどうなんだろう…


あの笑顔を見てしまった今、僕のこうした態度こそが野暮なのかもしれない。


何かに依存して思考を捨てるというのは、この腐敗した世界で時間軸を持った思考ができる生物に育ってしまった人類における救済措置の一種かもしれない。


とも素直に思えるようになってしまった。



彼がこの先、何かの拍子で歯車が狂ったとき(やはり働けない、店が無くなる、推しが辞める等)にどうなるんだろうか。


安らかな死を迎えるのだろうか。



死を迎えるとして他人にそれを残念がる権利があるのだろうか。





なんかそんな事を考えてしまった。




コンカフェに限らず、教祖・アイドル・キャバ嬢・ホストなど人を盲目的に依存させる職業は世の中に沢山ある。




それらはなんとなく「普通ではない職業」に分類されていて、


「まあいつまでもする商売じゃないよ。」


という共通理解がなされているように思う。



でもどうなんだろう。


いわゆる普通の仕事をしていて雇用を生み出し、給与を払って、普通っぽい生活の手助けをする事が良しなのかどうか。


もしかするとそうした「普通ではない職業」のほうが多くの人類を救っているのかもしれない。



そんな事を考えていた。







はい。


湿っぽく書きましたが半分くらいは「湿っぽく書こう」と思って書いてます。


湿っぽい文章好きなんです笑




基本的には「人間らしく自由で豊かに生きようぜ!」と思っているので依存からはできれば脱却してもらいたい考えです。



ですので、会社も引き続きこの方向性ですし、社員を会社に依存させて大きくなろうとかは思っていません。





まあでもなんか。



久々に良い笑顔見たなあ…



っていう。そんな風に思ったので書いた記事でした笑



おわり。

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通常通り勤務していると現場で自身の評価を聞く機会が無く、会社経由で現場評価を聞いても「まあ頑張ってもらっているよ。このままの調子で頼むよ。単価はまあそのうち考えておくから御社で交渉材料出してくれたまえ。わっはっは。」くらいのフィードバックになる。 でも、いざPJを抜ける申し出をした際に 「いや!〇〇さんが抜けるとチームが破綻する。頼りにしていたんだ!」 「〇〇さんは当社の評価ランクでトップなんだ!

まじめな話、会社の方向性を考えていた。 最初に結論を書いておくと中二病っぽい話になった。 よってロマンある話が嫌いな人はここでサヨナラした方が良い。 本題。 学生時代から「拘束力や統制が緩い気の合う者同士で群れる場であり、社会に対してグダグダ言いながら与えられた仕事をしているだけなのに、外部から見ると纏まりと方向性があるように見える。」 そんな引力と斥力のある場。みたいなものを形成したいと考えてい