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  • 新井雄志

お金の話と当社のビジョンと社員への手紙

●創業して3期目が終わった。


●他社さんの経営ビジョンを創るお手伝いをしていた。


こられ2つイベントが重なったので、ここらで当社のビジョンを整理して社員への手紙としつつ、あわよくばこれを読んだ薄給の第3者が金に釣られて応募してくる事を念頭に置いて書いてみることにする。


〇目次

・まず最初に「あわよくば」を達成するための皆んな大好き金の話

・ビジョンの話

・今後の事業の話




~お金の話~


2022年9月末締めの社員平均月収が「482,819円/月」だった。


(ちなみにこれを見て読んでいる人がどう感じるのかは割と本当になにも解っていない…)



私見ですが、当社のような中小企業(イメージ的には50人以下)って平均年収を出すことに何の意味も無いような気がしています。。。


1000人規模になれば数字が収斂していき、ある程度の目安になるでしょうが年齢層も残業時間もその都度の入力値で大きく変わりますからねえ…


→例えば未経験者をトライアル採用すればその期間は平均月収ガクッと下がるわけです。



当社というか僕の考えとして、


「衣・食・住」に贅沢しなければ普通に暮らせて、多少の余剰金を余暇や趣味に回せるレベル。


を目指している。


その目安として今の経済水準で考えると30歳で500万以上で、そこから先は各自の能力次第。という辺りを一つの目安にしていて、そういう意味では概ね適正な数値になっていますね。(良かった良かった)



まあめっちゃ物価上がってるので再考しないとマズイ気もしていますけどね!!!!

社会保険を抜本的に見直してくれい!(心の声)



「そこから先」の実績ベースでいえば、1エンジニアとして70~80万/月を推移している実績はあるので840~960万。(残業代も入ってますハイ)


マネジメントもやってくれるのであれば1000万は現実的に可能でしょうが、1500万は多分非現実的でしょう。


そのため、「そこから先」のさらに先へ行くためには大手か外資かITメガベンチャーを目指すことになろうかと思います。


(もうちょっと補足すると当社での1000万はそこそこ精神的負荷高い気がするので、そもそもの水準が高い大手の方が良いかもしれない。)



ちなみに僕の役員報酬は上記した平均月収よりも下である。


こう書くと「社員よりも安い給与で働いて社員還元を目指していて偉いだろう(`・∀・´)エッヘン!!」みたいな感じが出るかもしれないが大きな間違いである。


僕は特殊な生活環境のおかげで固定費が安く、そもそも物欲も無いのでこの水準で十分なのだ。というかこの水準分の仕事しかしていないとも言えるので、時給で考えると一番の高給取りかもしれない。(こんなくだらんブログを仕事中に書いたりしますしね。)


そして何より僕が100%株主なので3期連続黒字で資産としては積みあがっている。


この辺りのカラクリがあるので、役員報酬そんなに貰っていませんアピールをするオーナー経営者は大体僕のように性格が悪いと思っておいた方が良い。



遠回りしたけど何が言いたいかというと「多少の余剰ができる」というのを一つのラインに置いていて、そこから先はお金よりも精神的な健やかさを大事にしてほしいと思っている。


「激務でプレッシャーの強い仕事であっても高い年収が欲しい」という人は多分合わないというお話である。

→精神的な健やかさを大事に云々の話はビジョンの項目で補足します。


お金の話終り。




~当社のビジョン~


ここ2ヵ月ほど名古屋市の事業の手伝いをしており、「もっとビジョンを深堀りしろ!」と偉そうに他社さんや関わった大学生に言い続けた気がしている。


言い続けた身としてちょっと自社を振り返っておこう。


経営理念は「モフモフは正義」です。


これ、突き詰めると何が言いたいかというと


「社員含めて当社に関わった関係各位に精神的に健やかに生きてほしい」


という願い・ビジョンが込められている。


背景的には自分の原体験が大きいのであるが、まあ簡単にいうと仕事は命をかけてまでやる事ではないと思っているし、社会を大きく変革するような仕事ばかりではないという事実と冷静に向き合うという事である。

(つまる所、原体験とは無気力からの自殺を考えていた時期に由来する)


※矛盾するように聞こえるかもしれないが、サボって良いという話ではない。むしろ能力を高めて周囲に存在感を認められる方が、働き方に融通が利いて精神的なストレス負荷を自分の意志でコントロールしやすくなるので、多少の困難にはチャレンジして経験を積むことを推奨する。


飯を喰うために仕事をしているのか、仕事をするために喰っているのか。


これは貨幣制度が浸透して以降、比較的裕福な国では永久に根深い問題だと思うで、意識としてそう簡単に決着できる話ではない。


文系・理系問わず幅広い学問を学び、歴史に学び未来を見据え、心情を落ち着かせ天地自然の理を受け入れて自分を常にメタ認知する。


みたいな世界観になってようやく本当の意味での「精神的に健やかな世界」が実現できるのだろうと思う。




まあでもしかし相当に難しい。(僕自身も道半ば)




難しいうえに時間もかかるので、


「まあ、とりあえず辛くなったら仕事を休息して、動物とモフモフして自然と戯れ心を落ち着かせて冷静に仕事を捉えよう」


という事を推奨するという考えで


「モフモフは正義」


なのである。


(自然風景での癒しやアニマルセラピーは実証実験もかなり実績が出ているのでバカにしてはいけない)




ちなみにマズローの欲求段階説になぞって、僕も生活が安定するレベルの報酬は精神的な健やかさに直結すると考えているので必要最低条件だと思っている。


よって、たまに「仕事さえ面白ければ給料はどうでもいい。薄給で構わない。」という人がいるが、当社の場合はあまり馴染まない。


多少、仕事が面白くなくても


「衣・食・住」に贅沢しなければ普通に暮らせて、多少の余剰金を余暇や趣味に回せるレベルの報酬


をもらえる仕事をした方がいいと考えるからである。


→当然、面白くてそれなりの報酬が得られればそれに越したことはない。



ビジョンに「社員含めて当社に関わった関係各位に~~」と書いたのは、ある程度自分自身が健やかに生きているのであれば、是非ともPJで関わった第3者にも目を向けてほしいとの思いからである。


これは僕自身も実践しているつもりである。


そんなに大それた事ではない。


自分の仕事がある程度こなせて精神的に落ち着いているのであれば、ちょっとした打ち合わせの場で皆を和ませたり、仕事が終わらずイライラしている人の感情を理解してそっと手助けしたり。


そんな程度で良いので実践してほしいと思っている。


それで「ありがとう」と言ってもらえれば人生はそこそこ楽しいんじゃないだろうか。


まあ簡単に書いたが。ここは話せば1時間かかるような項目なのでそろそろ終わりにしよう。


ここではとろんちゃん(当社が命名親のヤギさん)の写真で締めたいと思う。




はい、かわいい。




~今後の事業の話~


どうしましょうかね?笑


①古民家、田舎事業にもうちょっと真剣に取り組む

②代表の僕の個人的縁から今と違う顧客、ビジネスを引っ張ってくる

③完全受託or自社サービスを考える

④今の事業を伸ばす方法を考える。


などあるが、①②は今のところ「手間のわりに儲からねえ~~~~!!!!!」というのが素直な感想である。売り上げを出すことは可能であるが、僕以外の社員を巻き込むと下手をすれば平均年収が下がる。


③はハイリスクハイリターン。ハイリスクを選択するには僕の貯蓄的関係から心の中のマズローが叫んでいる「止めとけ」と。


④は「いや、どうやって人採用すんねん」という状態である笑


④に関していうと僕ががっつり常駐系のPJに1人月入れば利益確保的には安定する。

(僕程度の能力でアサインできるかどうかは非常に怪しいが)


実際にその方向性も考えて自分なりに知識、経験蓄積を今しているので、実現できれば在籍している社員の報酬が下がるリスクは無い(かなり少ない)と思っている。



まあ今のところ一番のリスクは「人手不足倒産」である笑笑

(倒産というか事業を継続する意味がなくなるレベルでの社員の離散が一番のリスク)


労働人口が減っているのに会社数が増えていて、扱う技術領域も年々拡大して難しくなってるんだから、経験者採用に苦戦するのはそら当然よな!


と思っている。


今のところ奇跡的なまでの離職率の少なさで助かっているが、どうしたもんか。


4期。どうしたら良いと思いますこれを見ている当社社員+N呂さん。笑




あっ!


M藤氏にいっていた「駄菓子屋」はわりとマヂでやると思う(儲け度外視の個人でだけど)

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